HAPPINESS ARENA

HAPPINESS ARENA（ハピネスアリーナ）

HAPPINESS ARENAは、長崎県長崎市幸町にて整備中の都市再開発地区「長崎スタジアムシティ」に位置する多目的アリーナです。このプロジェクトは、ジャパネットホールディングスが事業主となり、その傘下にある株式会社リージョナルクリエーション長崎が運営を担当する予定です。また、コカ・コーラボトラーズジャパンとの連携により、アリーナの名称が「HAPPINESS ARENA」と決定されました。

概要

この施設は、三菱重工業がかつて利用していた長崎造船所の跡地で進められている再開発の一環として整備されています。元々の計画には含まれていなかったものの、ジャパネットが設立したプロバスケットボールチーム「長崎ヴェルカ」のホームアリーナとしての使用を想定し、急遽建設が決定されました。アリーナはバスケットボールのほか、音楽コンサートや展示会、物産展など、幅広いイベントに対応できる可変性のある施設として設計されています。

アリーナの構成

HAPPINESS ARENAは、メインアリーナ（27,396.15 m2）とサブアリーナ（約2,300 m2）から成り立っています。アリーナの正面には広場があり、そこには「NAGASAKI STADIUM CITY」の文字がレンガで装飾されており、各レンガには著名人や一般市民のメッセージや名前が刻まれています。

メインアリーナ

メインアリーナでは、B.LEAGUEに属する長崎ヴェルカのホームゲームが行われることが予定されており、それに加えてバレーボール、バドミントン、ハンドボールといったさまざまな競技にも対応できる設計となっています。八角形の形状を持ち、約6,000席の収容能力を誇ります。座席にはドリンクホルダーが付いており、クッション性にも配慮されています。また、特別な客室としてVIPルームが設けられ、試合観戦時には食事も提供される計画があります。さらに、吊り下げ式の大型映像装置も整備される予定で、イベントの盛り上がりをサポートします。屋上にはフットサルコートが設置され、さまざまなシーンで利用されることが期待されています。

サブアリーナ

サブアリーナは、佐世保市に所在する「ヴェルカクラブハウス」の機能が移転される予定で、練習場としての役割を持ちます。また、メインアリーナでのイベント開催時には物販スペースとしても活用される計画です。アリーナ間の移動は徒歩30秒の距離で、利便性が高い設計です。クラブハウス内にはシアタールームもあり、特にV字型の間接照明でオシャレな雰囲気に装飾されています。屋上には3x3コートが設けられ、様々なスポーツ活動に対応できるようになっています。

プロジェクトの歴史

このプロジェクトは、2019年6月19日に「長崎スタジアムシティプロジェクト」としての地域創生ビジョンが発表されたことに始まります。2020年7月にはプロバスケットボールチームの設立が発表され、その新アリーナがホームになることが決定しました。続く2021年6月には、スタジアム・アリーナが国の「多様な世代が集う交流拠点」として選定されました。2022年6月には起工式が行われ、2023年にはB.LEAGUE ALL-STAR GAME 2026の開催が決定するなど、着実に計画が進んでいます。

今後の見通し

HAPPINESS ARENAの開業は2024年10月14日を予定しており、長崎ヴェルカをはじめとしたさまざまなイベントが行われることが期待されています。また、2025年には全国規模のイベントも予定されており、多くの人々にとって重要な交流の場となるでしょう。長崎に新たな文化やスポーツの拠点を提供するこの施設が、地域の活性化に寄与することが期待されています。

もう一度検索